ヨガのポーズの中には、「えっ?これもヨガのポーズなの?」と思うものがあります。
でも、ちゃんと名前も付けられていますし、効果や効能もあります。
杖のポーズというのは、ヨガマットにただ両足を前に出してお尻をついているだけのものです。でも、背筋をピーンと伸ばしてしばらくの間キープしていると、背中やお腹にじわじわ効いてきます。
リラクゼーションヨガのクラスには、半分はマッサージを楽しみに出かけているのかもしれません。
どういう理由がヨガ教室へ通い続けるきっかけになるかわかりませんね。
杖のポーズ
今日、紹介するのは杖のポーズです。ヨガマットに両足を前に出して、お尻をついているだけのものです。
ただ、見た目は易しそうに見えるポーズですが、座位のポーズの中では一番難しいポーズと言われています。
ブランケットやブロックを使用すると、骨盤を立てやすくなります。長座の姿勢が辛い場合は、補助ツールを使うといいですね。
杖のポーズの進め方
- ヨガマットにお尻をついて、両足を前に伸ばします。足先は天井へ向けてヨガマットに直角に立てます。
足裏の母指球を突き出すようにします。 - お尻の肉を外へかき出して、座骨をしっかりマットにつけます。
- お尻の横に指を立てて、背筋を上へしっかりと伸ばします。肋骨や胸を引き上げて、肩甲骨は下へ下すようにします。首も上へ引き上げるようにします。
- 手の平を床につけます。
- 踵(かかと)を前に押し出しながら、足の裏側全体がマットに張り付くようにしっかり伸ばします。
- 視線は正面です。
- この姿勢を1分ほどキープします。
杖のポーズの主な効果
- 背筋の強化
- 腹筋の強化
- 姿勢を整える
床についた腕を杖に見立てて、杖のポーズという名前がついたようです。
別名、長座とも呼ばれているポーズです。長座の姿勢になって、始めるヨガポーズも多いです。
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[座位のねじりのポーズ]は内臓の活性化とウエストの引き締めに効果的
インストラクターの先生から「ヨガはポーズの完成を競うものではありません」とよく言われます。なのに、分かっていてもついつい頑張ってしまいます。ヨガのねじりのポーズは、内臓機能を高めるほか、お腹やウエストの引き締め、腰痛緩和にもつながるポーズです。
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開始の時の長座の姿勢は、その時だけなので筋肉が強化されていると感じることはないのですが、数呼吸の時間キープすると筋肉に変化が出てきます。
見た目は地味なポーズですが、実際やってみると、背中、お腹、脚の裏など、なんだか全身がピリピリしてきます。
背筋や腹筋が強化されて、姿勢改善に導くことができるポーズです。
ティンシャ
ヨガを一度でも体験したことがある方なら、「チーン」という音を聞いたことがあると思います。
レッスンでは、インストラクターの先生がシャバアーサナの終わりの合図として、目覚めの合図として「チーン」と鳴らされます。
クラスによっては、レッスン開始してすぐの瞑想の時間に鳴らされることもあります。
ティンシャとは、下のように5センチほどの丸いメタル2個を組み紐で繋げてあるものです。
このティンシャの音は先生によって、多少異なります。軽く鳴らされる先生もいますし、割と大きい音で鳴らされる先生もいます。また、鳴らされる回数も異なります。
先生によって異なるのか、ヨガレッスンの難易度やプログラムによって変えていらっしゃるのかもしれません。小さい音から、だんだん大きくなったりすることもあります。
いずれにしても、とても澄み切ったいい音です。
シャバアーサナの時の深いリラックスの状態の時に、このティンシャの音で気持ちよく目覚めさせてくれます。
ティンシャは、空気の浄化や精神安定などにも使用されるようです。
仰向けに寝ているときに鳴らされるので、実際に先生がどのような鳴らし方をされているかは知る由もないのですが、もしかしたら、先生によって鳴らし方も異なっているかもしれないですね。
深いリラックスしてるときの「チーン」という音色は、本当に心地いいですよ。
まだ、経験されていない方は、ヨガ教室でぜひこの音色を体験してみてください。
♪チーン♪