腹式呼吸って聞いたことはありますよね?やったこともある、という方も多いと思います。しかし、その効果ってご存知ですか?
ヨガレッスンの開始は、まず呼吸を整えることから始まります。ヨガでは、基本は鼻呼吸です。
腹式呼吸なんて、簡単と思っていたのですが、これがまた奥が深いんですよ。真面目にやると、腹式呼吸だけでじんわり汗をかきます。
ヨガを継続するうちに、だんだん汗をかきやすくなるようで、ヨガを習い始めた頃より、最近はずいぶん汗をかくようになったと思います。
この記事の目次
腹式呼吸法
腹式呼吸の方法なんですが、まず安楽座(あんらくざ)の姿勢になります。このポーズが苦手な方や、脚が痛い場合は、脚を前に投げ出して痛くない楽な姿勢でいいそうです。
手の平を上にむけて膝の上におきます。軽く目を閉じます。目を閉じるのが怖い方は、開けたままでもいいそうです。
腹式呼吸の主な効果
- 気持ちを落ち着かせる
- 集中力を高める
- 血行促進
- 内臓マッサージ
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そして、新鮮な空気をゆっくり鼻から吸ってお腹を膨らませていきます。その後、鼻から吐いていくのですが、この吐くときが大事らしいです。
お腹を引っ込めてぺっちゃんこになるように、息をゆっくり吐いていきます。一気に吐くのではなく、蜘蛛の糸を吐くようにゆっくりゆっくり吐きます。そして、吐き切ります。
この時、吐き切ると吸うときは、スムーズに吸うことができます。
空気を吸ったり吐いたりすることに意識を向けることで集中力を高めることができますし、ゆっくり行うことで副交感神経を高めることもできます。
クラスによって少し違いますが、レッスンでは、この吸ったり吐いたりを約5分間ほど続けます。
この腹式呼吸は、血行を促進して、内臓のマッサージになるそうです。そして、意識的に「今はお腹のマッサージをしている」というように思う事もいいそうです。
このときの呼吸は、自分のペースでいいのです。周りの方たちと合わせる必要はありません。
腹式呼吸なら、デスクに座ったままでもできますし、ちょっとイラっとしたら、腹式呼吸をしてみるといいかもしれませんね。きっと落ち着きます。
自宅でもほんの数分、腹式呼吸を行うだけで、体はぽかぽかしてくるから不思議です。
仰向けになって、腹式呼吸を行ってもかまいません。ヨガスタジオでも仰向けの状態で行うこともあります。
お腹に手を置いて行うとお腹の膨らむやへこみ方がよく分かります。
内臓のマッサージには、ねじりのポーズもお勧めです。
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内臓器官の活性化には[ねじりのポーズ]が効果的
歳をとると、内臓も弱くなってしまうようです。胃が痛いとか、お通じが悪いとか、吐き気がするなど、なかなか毎日、快適とはいきません。その原因は、内臓の動きが悪くなっているからだそうです。ヨガなら、内臓機能を向上させることができます。
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半分の魚の王のポーズ
内臓を活性化するねじりのポーズを紹介します。半分の魚の王のポーズと呼ばれるポーズです。
このねじりのポーズの時も「今は、内臓を刺激している」と思うことが大事だそうです。
自分が何に意識を向けるのかって大切なんですね!
片方の脚は、前に伸ばしたままでもOKです。決して無理のないポーズで、呼吸が楽にできるポジションを探して行います。
半分の魚の王の主な効果
- 内臓の活性化
- 背中の筋肉強化
内臓が活性化すると、便通も良くなります。呼吸することに意識を向けて腹式呼吸を継続してみてください。
きっと、さまざまな良い効果が現れてくると思います。
今すぐ、そのまま、「吸ってぇ~、はいてぇ~」です。