リストラティブヨガは筋肉を弛緩することが目的で、姿勢にも無理がないので、通常のヨガと比較すると身体への負担が少ないです。
もちろん、多少は股関節や筋肉の伸びを感じますが、通常のヨガほどではありません。
今日も多くのプロップス(補助ツール)を使って、レッスンを行いました。その中でも、ボルスターを使った胸を開くポーズは、私のお気に入りです。
通常のヨガレッスンの開始前もボルスターをスタジオの棚から引っ張り出して、しばらくの間、胸を開くポーズをしています。
ボルスターというのは、高さが15センチほどあります。このボルスターの高さがちょうどいいんですね。硬すぎず、柔らかすぎずのクッションのようなボルスターに身体を委ねているだけです。両手は左右に開いて、全身の力を抜いて横たわっているだけです。
ボルスターを使った胸を開くポーズ
ボルスターを使った胸を開くポーズの進め方
- ボルスターをヨガマットの上に平行におきます。
- ボルスターの前にお尻をくっつけて、後ろのボルスターを両手で支えるようにして、ゆっくりボルスターにもたれていきます。
- 頭の位置などを調整した後に、両手を左右に開きます。手の平は上に向けます。
- すべての力を抜いて、この状態のまま数分間キープします。
- 終了時は、ボルスターから体をすべらすようにして、ゆっくり横に倒れます。
- そして、床に手をついて頭が最後になるようにゆっくり上体を起こします。
胸を開くポーズの主な効果
- 大胸筋を伸ばす
- 呼吸機能の緩和
私は、頚椎症のため首は要注意です。首を持ち上げるようなポーズをすることができません。
通常のヨガでは、胸を開くポーズと言えば、お魚のポーズが有名ですが、このポーズは首に負荷がかかります。
今は、お魚のポーズも少しできるようになりましたが、ドキドキしながら行っている状態です。
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[お魚のポーズ]は首に注意!胸を開くことができるポーズ
お魚のポーズは、マットに仰向けになって手の平は床に向けてお尻の下へ置き、胸を上げて、そして首を床へ伸ばしていくポーズです。私は、左の首が痛くて後ろへ倒すことができません。首を痛めている人は、要注意のポーズです。
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首に負担をかけずに胸を開く
リストラティブヨガでボルスターを使った胸を開くポーズは、まったく首に負担がかかりません。安心してポーズをとることがでできます。
ボルスターに体を委ねて両手を広げている時間がかなり長いので、じわじわ効いてくる感じです。胸を開くことが難しい方も、ボルスターを使ったポーズがおすすめです。
胸を開くことができるようになると、呼吸が楽になります。呼吸が楽に深くなると、血流も良くなります。
胸を開くことができるようになると、以下のような流れで体に変化がおきてきます。
胸を開くことができる
↓
姿勢が良くなる
↓
深い呼吸ができる
↓
多くのエネルギーを取り込む
↓
血流が良くなる
ボルスターは、購入しなくても、自宅にあるクッションや枕でも代用することができると思います。15センチほどの高さになるように重ねたりして工夫するといいですね。
もし、代用できるものがあれば、その上に横たわって、両手を左右に広げた状態で10分ほどくつろいでみてください。
ストレスから解放されるかもしれません。