「リストラティブヨガって、何?」と聞かれたら、私は「リラクゼーションヨガより簡単で、プロップス(補助道具)をたくさん使って、寝たままのポーズが多くって…」ということぐらいしか答えられませんが、きちんと説明されたページがありました。以下のとおりです。
リストラティブ=心身回復を目指し、ブランケット、ボルスター、ベルトなど身体を支えるプロップス(補助用具)をふんだんに使用して無理のない姿勢でゆっくりとポーズを取ることにより、深い休息感を得て、緊張の緩和、エネルギーの回復へと導くリラックス系のヨガスタイルである。(リストラティブヨガとは? | yoga generation [ヨガジェネレーション]より)
緊張を緩めるのが目的だということは、インストラクターの先生もよく言われます。
リストラティブヨガのクラスは、初めて参加される方も多いので、毎回のように先生がレッスンの始めにリストラティブヨガについて解説されます。今日も半分は初めての方で、これまでで最高の参加人数でした。少しずつリストラティブヨガのクラスが広まっているようです。
初めて参加されてどういう感想を持たれるかは、人それぞれだと思うのですが、私はレッスンが終わった後より、帰宅してから効果を実感しました。
たいしたことはやってないようだったけど、しっかり効いてるなと。一週間に一回は、リストラティブヨガで時間をかけて筋肉を緩めるのはいいかもしれない、今の私の身体には合っているかもと感じました。
ということで、リストラティブヨガは続けています。
本当に寝ているポーズが多いです。寝ながら筋肉の緊張を和らげて、緩めていきます。決して立位のポーズはありません。四つん這いになってのポーズもありません。
ボルスターがお気に入り
寝ている状態だからこそ、余計な力が入らなくていいのかもしれません。ボルスターなどに体を預けて、委ねてしまえばいいのですから。
レッスンの中でも胸を開くためのポーズは、よく行います。ボルスターに横たわって、両手を広げるだけです。それだけでも、十分胸を開くことができます。
胸を開くと、深い呼吸がしやすくなって、それによって、酸素を多く取り入れられるようになり、血行も良くなるとのことです。
通常のヨガでは、レッスンの終わりにシャバアーサナというポーズでお休みします。ただ、マットの上に横になるだけですが、全身の脱力はヨガの中でも難しいのだそうです。力を抜いているつもりでも、力が入っているんですね。
リストラティブヨガでも、最後はシャバアーサナです。でも、ボルスターを使って、胸を開く効果もあるお休みのポーズです。
ボルスター2個を使った胸を開くポーズ
ボルスター2個を使った胸を開くポーズの進め方
- ヨガマットの上にボルスターを縦に2個並べます。頭が来る位置には、ブランケットを畳んだものを枕替わりに置いておきます。
- 後ろのボルスターにまたがって座ります。
- 両足をボルスターに乗せます。
- 両手を後ろのボルスターに置いて、体を支えながらゆっくり仰向けに倒れていきます。
- 両肩がマットに着くように身体をずらして、十分に胸が開く状態になるように調整します。
- 両腕は力を抜いて、手の平を上にして床についておきます。数分間、キープします。
胸を開くポーズの主な効果
- 大胸筋を伸ばす
- 胸を開く
- 呼吸が深くなる
この最後のポーズのときに、先生が一人ずつをまわって、やさしいアロマの香りの手で両肩を床へ軽く押してくれます。これでさらに胸が開くようになります。そして、アロマの香りが心地良くて、リラックスすることができます。
数分間、同じポーズをとるので、無理なくゆっくりじっくり筋肉を緩めていく感じです。
ちなみに、ボルスターとは英語で、「長い枕」とか「支える」という意味だそうです。
胸を開くことのメリット
胸を開くことができるようになると、以下のような流れで体に変化がおきてきます。
血流が良くなると、肩こりなども軽減されるようになります。
胸を開くことができる ↓
↓
姿勢が良くなる
↓
深い呼吸ができる
↓
多くのエネルギーを取り込む
↓
血流が良くなる