「針の糸通し」って聞いて、ピンとくる人はヨガを嗜んでいる方かもしれないですね。
ねじった子供のポーズ、横にした子供のポーズ、猫のねじりのポーズとも呼ばれているポーズです。
ヨガ教室へ通わなければ、こんなポーズをとることも一生なかったと思いますし、知ることもなかったと思います。
針の糸通しのポーズ
針の糸通しのポーズは、ヨガをやっている人にとっては、もう馴染みのポーズですね。
キャットアンドカウの後に続けて、針の糸通しのポーズを行うことが多いです。
レッスンの途中にとりこまれる先生も多いので、何度も体験していますが、綺麗なポーズは案外難しいようです。
先日、他のクラスでこの針の糸通しのポーズを行ったのですが、お尻の位置を先生からアシストされました。
ほんの少し腰を触って動かされたのですが、肩甲骨や背中の筋肉の伸びが変わりました。
今日の針の糸通しのポーズでは、天井に向けた手を後ろへ引いて胸を開くことを意識しました。完成形のポーズにはならなくても、意識するだけでも効果はあるそうです。
針の糸通しのポーズの進め方
- 四つん這いになります。肩の下に手首、腰の下に膝(ひざ)が来るようにします。足の甲は床につけます。
- 息を吐きながら、左手を右の脇へ通します。床には着きません。
- 息を吸いながら、左手を右脇から抜いて、天井へ向けます。
- 再度、右脇へ通します。抜いて、天井へ向けます。この動作を3回繰り返します。
- 今度は、左手を右脇へ通して左肩を床につきます。左の手の平は上に向けます。左のこめかみも床につけます。お尻が下がらないように気を付けます。
- 態勢が安定したら、右手を天井へ向けて伸ばします。
- 深い呼吸を続けながら、天井へ向けた右手をさらに後ろへ倒して、胸を開くようにします。
- 伸ばした右手を顔の横に下して、左手を右脇から抜いて四つん這いに戻ります。
- 反対の手も同様に行います。
針の糸通しの主な効果
- 肩こりの緩和
- 肩の柔軟性を高める
- 腰痛の緩和
- 便秘の解消
- 呼吸機能を高める
この針の糸通しと言うネーミングは、脇の下を通す動作が糸通しに似てるところからきているそうです。
ちょっと意識するところを変えるだけで、背中や肩甲骨の伸びが違ってきます。
肩凝りや肩甲骨の柔軟性を高める効果が高いポーズですが、上半身をねじるので内臓を刺激して、腸内環境も整えることにもできます。
頻尿が改善された
最近、尿意をもよおしてトイレへ行く回数が少なくなった気がします。以前は、頻繁にトイレへ行ってました。いわゆる頻尿ですね。それが、最近はトイレへ行く間隔が長くなったような気がします。これもヨガのおかげなのかもしれません。
ヨガを継続していると、「あっ、そう言えば…」と気がつくことがあります。知らないうちに改善されていたんだという実感があります。
嬉しい限りです。
体調不良が続いて、藁をも掴む想いで病院を巡っていたころが懐かしいと思うこのごろです。