ヨガでは、これがポーズなの?と思うものがあります。直立不動で立っているポーズは、木のポーズと名付けられていますし、横向きになって膝を抱えてゴロンとしているのは胎児のポーズと呼ばれます。
ポーズである以上は、個々にやり方があって、完成形があって、効果もあります。
普段は意識しない姿勢や呼吸を意識します。意識するというのがとても大事なのだそうです。ヨガは奥が深いですね。
ヤシの木のポーズ
ヤシの木のポーズというのは、両手をパーの形にして、天井へ向け、つま先立ちになるポーズです。
YogaShareでは難易度は低いです。でも、このポーズ、簡単そうに見えますが、実際やってみるとバランスがとれずにかなりぐらついてしまいました。
集中力も必要とされるポーズです。
踵(かかと)は高いハイヒールを履いた時のように思いっきり持ち上げます。ふらつかないように頑張るのではなく、思いっきり踵を上げて、つま先立ちになって歩いてもいいので、ふくらはぎを鍛えます。
つま先立ちになると、小指側に力が入ってしまいがちですが、親指側も意識して足先全体で支えるようにします。
ふくらはぎを鍛えることで、浮腫みにくくなるそうです。男性と女性では、女性のほうが浮腫みやすいというのは、やはり筋肉の違いが大きいのだそうです。
ヤシの木のポーズの進め方
- 両足は腰幅に開いて正面を向いて立ちます。
- 息を吐きながら、両手をゆっくり天井へ向けて上げていきます。手の平は広げます。
- 両踵(かかと)を精一杯上げて、つま先立ちになります。視線は、目の前のものを一点集中します。数呼吸キープします。
- ゆっくり両踵と両手を下ろします。
ヤシの木のポーズの主な効果
- 足や腰、背中の筋力強化
- 集中力強化
手の平をパーにしてるし、つま先立ちになるし、ヤシの木が想像できますね。簡単でしょう!でも、実際やると、かなりぐらぐらします。
このポーズは、足や腰、背中の筋力が強化されます。
立ってつま先立ちだけなら、なんとかできても、両手を上げるというだけで、こんなにもバランスが取りにくいのかと驚きます。
ブロックを脚に挟んだヤシの木のポーズ
ヤシの木のポーズをブロックを太ももの間に挟んで行うと、なお効果的です。太ももの内側の筋肉も強化できます。
以下の画像のポーズから開始します。
両手と両踵(かかと)を上げてキープします。
これでいいのだ
レッスン中の先生のお話もいつも楽しみにしています。
今日はバカボンのパパは、ヨガの思想が原点になっているという内容でした。バカボンのパパと言えば、赤塚不二夫さんの「天才!バカボン」の中の人物ですね。そして、「これでいいのだ」というフレーズが浮かびますね。
「これでいいのだ」というのは、今のままを受け入れて肯定するということ。
今日のポーズは、ここまで、これでいいのだ!という気持ちで行いましょう。
赤塚不二夫さんの葬儀でタモリさんが読んだ白紙の弔辞の言葉です。(バカボンのパパから教わる「あるがまま」| Lealta(レアルタ)より)
あなたの考えは、すべてのでき事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち「これでいいのだ」と。
「バカボンのパパ ヨガ」などで検索してみてください。他にも面白い記事に出会えると思います。
ヨガをとおして学べるものは、体の柔軟性や筋力だけではないですね。