平成最後の夏は、猛暑ですね。これだけ暑いと、冷たい飲み物をとることも多くなります。でも、冷たいものばかりを食べたり飲んだりしていると、内臓が冷えて、胃腸の調子が悪くなったり体が怠くなったりします。
内臓は思っている以上に冷えています。十分に注意したいですね。
内臓を活性化して冷えを解消するポーズを紹介します。
体操座りでねじりのポーズ
どのクラスでもねじりのポーズはプログラムの中に組まれています。
ねじりのポーズは、内臓を刺激して活性化する効果があります。また、ポーズを解いた後は、内臓に血が巡ってぽかぽかしてきます。
ねじりのポーズも初心者向けの簡単なものから、難易度の高いものまでさまざまです。
安楽座で呼吸を整えた後のウォーミングアップの時は、座位のねじりのポーズを行うことが多いです。
レッスン終盤のクールダウンの時は、仰向けのねじりのポーズが多いです。
今日おこなった座位のねじりのポーズは、シンプルなねじりのポーズです。
体育座りでのねじりのポーズの進め方
- 下のように体育座り(体操座り)になります。この時、しっかり骨盤を立てます。
- そして、合掌(両手をあわせること)して、吐く息で上体をゆっくり右へねじります。
- 吸う息で背筋を伸ばして、吐く息でねじりを深めます。これを数呼吸続けます。
- 元に戻して、反対に(左に)ねじります。
ポイントねじったときに両ひざが開かないように気をつけます。そして、膝(ひざ)と肘(ひじ)で押しあうようにします。
座位のねじりのポーズの主な効果
- 内臓の活性化
鋤(すき)のポーズ
また、レッスンの終盤に行った鋤(すき)のポーズも内臓の活性化に効果のあるポーズです。
この鋤(すき)のポーズは、逆さまになるので下がった内臓を正常な位置へ戻す効果も高いそうです。内臓の位置を戻すというと、ダウンドッグ(下を向いた犬のポーズ)も同じような効果があります。
ただ、この鋤(すき)ポーズは、少々難易度も高いですし、首や腰に違和感のある場合は止しておいたほうがいいポーズです。
鋤(すき)のポーズの進め方
- マットに仰向けになって、膝を曲げて立てます。両手は、手の平を下に向けてお尻の横におきます。
- 天井へ向けて両足を伸ばします。
- 腰に手をあてて、腰を持ち上げます。真っすぐに伸ばします。
- そして、両足のつま先を頭の先の床に着きます。
- このポーズのまま数呼吸キープします。
- 息を吐きながら、背骨を上から順番にマットにつけるようなイメージで下していきます。
- 足はまだ天井に向けたままです。ここから、ゆっくり両足を伸ばしたまま床へ下していきます。
鋤のポーズの主な効果
- 内臓機能を高める
- 肩こりの緩和
- 背骨の強化
- 自律神経を整える
体の変化を感じるとき
鋤(すき)のポーズは、以下の記事でも紹介していますが、以前は本当に苦手なポーズでした。というより、首が痛くてできなかったんですね。
それと、勢いをつけなければできないポーズだったんです。
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肩立ちのポーズはアーサナの女王!肘でなく肩で体重を支える
肩立ちのポーズは、「アーサナの女王」と言われるぐらい体全体の調整に役立つ、とても重要なポーズだそうです。首を痛めないように十分気をつけて、肘ではなく肩で体重を支えるようにします。鋤のポーズと一緒に行うことが多いです。
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ところが、今日のレッスンで久しぶりに鋤のポーズをやってみると、勢いをつけずに腰を持ち上げることができたんです!!自分でもちょっと驚いてしまいました。
ただ、まだ腰に手をあてなければキープは難しいですし、まっすぐ上に伸ばすことも難しいです。
それでも、以前に比べると上達していることを確認できて嬉しかったですね。首の調子も良くなったんだなと思います。(^-^)
ほぼ毎回行うようなポーズでは、身体の変化は感じにくいですが、間隔を空けて久しぶりに行うポーズは変化を感じることができます。
暑い夏、胃腸をいたわり、内臓を冷やさないように気をつけましょう。時々、ヨガのポーズを思い出してくださいね。
鋤(すき)のポーズは難しくても、座位のねじりのポーズは誰でもできるポーズです。
ねじりのポーズは、ウエスト周りもスッキリさせることができます。夏こそ体をねじって、内臓を温めながら綺麗なウエストラインを目指しませんか?